和室のバリエーション「真・行・草」とは?
みなさんこんにちは!
東京都大田区にある「浅野畳店」です。
HPをご覧くださり、ありがとうございます。
当店は、江戸時代から続く畳屋です。
代々受け継ぐ技術と伝統を守りながら
現代にもなじむ畳の質感をご提案しております。
和室は、その部屋にある床の間の雰囲気によって
「真、行、草」という3種類の様式(構成)に分けられています。
実際のところ、その3種類の境目は明確ではありませんが
それぞれの特徴をご紹介していきましょう。
「真」の和室は、書院造りを基本とした様式です。
床の間や床脇、書院、長押などを備えた部屋で
形式性の強い表現なのが特徴です。
これに対して、千利休が目指した、侘びた茶室の表現が「草」です。
茶室から変化したものですので、自然木を多用することが特徴となります。
ほかの和室に比べて、径の細い銘木を利用し、か細くやさしい感じに仕上がります。
さいごに残る「行」は、真から草に至るまでの間を表現した様式です。
「真」の和室と、「草」の和室の中間という位置づけではありますが
どちらかというと、「真」の和室を崩したものといったニュアンスでしょうか。
このように「真・行・草」にはそれぞれの特徴があります。
和室をつくるときには、「真」の様式をベースとして
そこからどれくらい崩すかの度合いによって、様式がつくられていきます。
「真・行・草」のどの意匠を取るかによって
建物の作り方が変わってくるといっても過言ではありません。
浅野畳店は創業以来池上本門寺御用達として、畳と向き合ってきました。
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